接骨院って、何をするところ?
コラム
接骨院って、何をするところ?
「接骨院って、整体と何が違うんですか?」——ときどき、こう聞かれます。毎日その前を通っていても、中で何をしているのかは意外と知られていない。今日はその話を、正直に書いてみようと思います。
先に結論から言うと、接骨院は「柔道整復術」という国家資格の技術を行う、専門の施術室です。
柔道整復師は、骨折や脱臼を"手で"整復できる国家資格
当院で施術をしているのは、柔道整復師という国家資格を持った人間です。あまり知られていませんが、柔道整復師は、骨折や脱臼を手で整復すること(徒手整復)が、応急手当として法律で認められた、医師以外では唯一の国家資格です。
そして、その資格に応じた施術を行うには、「施術所」としてきちんと届け出た専門の場所が必要になります。接骨院という看板には、その専門の施術室があるという意味も含まれているのです。
当院が主に診ているのは「亜脱臼」
当院がとくに力を入れているのが、亜脱臼(あだっきゅう)への整復操作です。
亜脱臼というのは、関節のわずかなズレ・ゆるみのこと。完全に外れてしまう脱臼とは違って、自分ではまったく気づかないうちに起きていることが多いものです。そして厄介なことに、この小さなズレが、なかなか取れない肩や腰の不調の"隠れた原因"になっている——当院ではそう見ています。
「あちこち通ったけれど、いまひとつすっきりしない」。そういう方の身体を診させてもらうと、本人も自覚していない亜脱臼が見つかることが、少なくありません。
原因の場所を、"再現"して確かめる
当院の特徴は、その原因の場所を、その場で"再現"して確かめられることです。
やり方はシンプルです。関節をごく弱い力で動かして、今出ている症状を一度その場で再現してみる。すると「あ、これだ」という感覚とともに、不調がどこから来ているのかがはっきりします。
念のため書いておくと、これは新しく痛みを作り出すものではありません。今ある不調の"出どころ"を探すための、確認の手技です。
たとえば、腕が上がらなかった方の関節を整えると、その場ですっと上がるようになることがあります。おもしろいのは、あえて元のズレた状態に戻すと、また上がらなくなること。片足立ちでふらついていた方が、整えると負荷に耐えられるようになり、戻すとまたふらつく——ということもあります。整えると変わり、戻すと元通り。これは、その不調の"出どころ"がまさにそこにあったという、何よりのサインです。(あくまで、その場で原因を確かめるための実演です。)
じつは私は、感覚だけに頼らない施術をずっと大事にしてきました。同じことをすれば誰にでも同じ結果が出る——その「再現性」を土台にして、その上に手の技術を乗せていく。原因を再現して確かめるというやり方も、この考え方の延長線上にあります。
一度、体験してみてください
この"再現して確かめる"は、初回の方にはいちど行うようにしています。何度も通ってくださって、もう身体の癖まで分かっている方には、毎回はしません。
痛みについても正直に書いておきます。場所によっては「あ、そこ」と感じることはあります。でも、耐えられないほどではありません。耐えられないほどの強さは、かえって身体を痛めてしまう。だから、そこまではしません。
言葉で長々と説明するより、一度体感してもらうのがいちばん早いと思っています。
「自分の不調の原因って、どこなんだろう?」。少しでも気になった方は、どうぞお気軽に。ご相談・ご予約は、LINEからお受けしています。
なお、「そもそも整体院とは何が違うのか」という話は、また別の記事であらためて詳しく書くつもりです。
湯浅町 安藤鍼灸院・接骨院