小児はり(小児針・小児鍼・虫きり・ムシキリ)
小児はりって何!?
「♪赤ちゃん夜鳴きで困ったなぁ~。カン虫、乳吐き弱ったなぁ~♪」
昔テレビでよく流れていた、樋屋奇応丸(ひやきおうがん)のCMソングです。
小児はりはこの歌の『夜鳴き』、『カン虫』、『乳吐き』等の症状を訴える子供さん向けのはり施術です。
「はり」と言っても、小児はりは、刺さない「はり」を使ってお子さんを施術します。
和歌山ではあまり馴染みが無いかも知れませんが、大阪では古来より親しまれていて今現在でも盛んに行なわれいます。
『虫きり』などの通称で親しまれているようです。
歴史としては、1736年に発刊された文献鍼法弁惑に小児はりの記述が確認されています。
小児はりの適応症状
ものを投げる、夜泣き、キーキー声、噛む、自分の頭を床や壁にぶつける、叩く、 なかなか寝ない、落ちつきがない、ダダをこねる、好きなものしか食べない、なかなか泣き止まない、 便秘、下痢、夜尿症、アトピー性皮膚炎、 鼻炎、健康増進、虚弱体質の改善、チック症、自閉症、多動、発達障害など
ほとんどの症状に効果が期待できます。
大人の治療と同じく、お子様1人1人によって症状の重さが違い、施術回数も変わります。
こういう場合はどうなの!?と言う方は、ご相談ください。
なぜ困った症状が出るのか?
大事なお子様が困った症状を訴える原因は何だと思いますか?
凄く簡単に言うと、お子様版の肩こりです。
ではなぜその肩こりが起こるかというと、当院では主に原因を2パターンに分けています。
- 両親の喧嘩の声を聴く
- 兄弟喧嘩や、お母さんの取り合い
- 新しい情報が入り過ぎて処理が追い付かない
- 単純な食べすぎ
- 間食が多い
- 知らぬ間に祖父母がお菓子をあげてる
大雑把に分けていますが、どちらか片方の事もありますし、両方絡んでいる場合もあります。
ストレスが多い時、大人でも肩が張った感じになりませんか?
食べすぎると背中が張ったりしませんか?
大人はそれが肩こりだったり、食べ過ぎが原因だとわかります。
しかし子供さん、まして赤ちゃんの場合はどうでしょうか?
訴える方法がわからないので、症状として出してみる。
こういうことが起こってると当院は考えています。
実際の施術方法と目的
施術方法
施術は刺さない鍼(はり)を使い、皮膚を撫でるようにして行ないます。
「刺さなくて撫でるだけで効果があるの?」
とよく聞かれますが、大人と子供で薬の量が違うように鍼灸でも刺激の量が変わります。
刺すと刺激が強すぎる為、刺すことはほぼありえません。
※小学校高学年になってくると刺すこともあります。
当院で使う刺さない針↓
メインで使用するのは画像の真ん中の五寸釘のような形をした『大師流小児はり』。
まれにローラー型のはりや、ヘラ型のはりも使います。
施術目的
ストレスや食べすぎで負荷のかかったお子様の身体の皮膚には緊張が出ます。
わかりやすく言うと「コリ」です。
当院の役割はどこに「コリ」があるのか見極める事です。
「コリ」がどこにあるかわかれば、はりで撫でて小さくしていきます。
またご家庭で出来る簡単なセルフケアをお伝えします。
当院だけでなく、ご家庭でもお子様の不調を改善する事が出来ます。
実際に施術を受けた方の声
施術料金
施術時間:5~15分
※初診時はお子様の状態を把握する為に治療と併せて、30分~1時間程度必要です。ご了承下さい。
施術料金:1,650円
※小児はり治療は保険適応外の為、実費となります。
また初回は別途初検料2,200円がかかります。
その他の当院で対応可能な症状は以下のページからご覧ください。