症状の原因がどこにあるか書かない理由。

開業してから10数年も経つと、様々な症状の方が来院されます。
自分なりに大体のパターンのようなものは持っているのですが、HP上ではソレを明記していません。
「理由を書いてくれた方がわかりやすいのに!」
そんな思いの方にこの記事を読んでいただきたいです。

目次

原因を書かない理由

原因を見て、自己判断で対処をして欲しくないからです。

例えば、Aさんと、Bさん同じ腰痛という症状があるとします。
Aさんの原因は冷えて血流が悪くなっていた事が原因でした。
Bさんの原因は重いものを持って負荷がかかり筋肉の炎症が出た事が原因でした。

仮にHPなどで「腰痛は腰の筋肉の血流が悪くなってるので、どんどん動かしたり温めた方が良い!」というのを見て、2人が自己判断の元、対処するとどうでしょうか。

Aさんは良くなるかもしれません。
Bさんは炎症が増えて悪化するかもしれません。

こういう不幸な結末を起こさせたくないから、なるべく書かないようにしています。
書かないというよりは、書きたく無いという方がしっくりきますが。

そもそも原因って1つだけなのか?

経験則になってしまうのですが、原因が1つだけの事はかなり少ないです。
大体の場合症状が出る時はタイムラグがあります。

何か負担がかかっていて、それに耐えきれずに症状が出る。

この負担は、筋肉の事もありますし、内臓の負担、精神的な負担など様々な負担があります。
私の仕事は症状を治すより、どちらかというと何が原因になっているかを見極める事です。
原因さえ把握すれば、それに粛々と対処していけば良いだけなので。
患者さんも原因に対して的確にセルフケアが出来ると思います。

※「足を捻った」などの外傷の場合は、原因が1つだけの事が多いです

取り返しがつかなくなる前に

色々な症状が出てる方ほど、ネットで原因を探している事が多いです。
体調に不安を感じたら自己判断せず、まずは病院に行って下さい。
それでも改善しない、原因がわからない場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

時間が経てば経つほど、症状は複雑化していきます。
中には命に関わるものも残念ながらあります。
ネットの情報を鵜吞みにし、『アナタの身体を見てない人に命を任せますか?』

自身も体調を崩したことがあるので、原因がわからない不安は痛い程にわかります。
だからこそ、周りの専門家を頼って下さいと言えます。

私は4年間大学で、3年間専門学校で勉強し、国家資格を保持しています。
しかし直接会った事のない人の症状の原因は、易々と書いたり口にしたり出来ません。
正直会ってカウンセリングや動作分析をしても1回で全てわかるわけではありません。

本当は手軽にアナタの不調の原因を書いて手助け出来るといいのですが、一手間違えると悪くなる可能性もある為、直接お会いしてお身体を拝見し説明させて頂きたいと思います。

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